MediTech

日本の医療の向上とジャパンクオリティーの確立を目指して

消化器外科医として約10年、その間、米国留学や中国医療機関の視察など数多くの医療現場を見てまいりました。留学中に常々感じたことは、私自身が病気を患った場合には是非日本で治療を受けたいと言うことでした。私は、治療やケアのきめ細やかさにおいて，日本の医療は世界一だと自負しています。しかし、超過労働、医療従事者・診療科の偏在等などシステムにおいては、様々な問題を抱えています。このままでは近未来的に医療の質が低下し、医療崩壊が生じることが容易に想像出来ます。

幸いにも私は恩師・勤務環境に恵まれ、卒後僅か数年でほとんど全ての腹部手術を行うことが出来るようになりました。しかし，現代の若手医師には様々な障壁が設けられ、例えば若手外科医では手術に積極的に参加出来る機会が十分に与えられません。成長が妨げられ、当然外科離れが更に進行しています。すなわちこの状況が〈ジャパンスタンダード〉となりつつあるのです。このような状態では世界に目が向く若手医師は希少で、医療が国際化の波から取り残されてしまいます。

この現状を軽減するために現役医師という立場だからこそ役に立てることがあるのではないかと思い、MediTech株式会社を設立いたしました。
ジャパンスタンダードの改善、ジャパンクオリティーの輸出、そしてグローバルスタンダードとの融合、私どもMediTech株式会社はICT等のテクノロジーを利用して全世界を対象とした医療支援に努めて参りたいと思っています。